てぃだ

国境の夜想曲のてぃだのレビュー・感想・評価

国境の夜想曲(2020年製作の映画)
3.6
静謐

という言葉がこんなにもしっくりと
くるシネマもそうそうないかもしれない。
音が全くないというわけでは
ないのだけれど

「旅するローマ教皇」の
ジャフランコ・ロージ監督作

子供が語る
そして描くISISの蛮行と
涙を流しながら
娘のボイスメールの数々を
聞く母親の姿がなんとも強烈に
印象に残った。

あとは度々挟まれる劇の練習風景。

生まれた国によって
こんな地獄のような日々を
送るハメになるなんて
世の中に平等なんてものは
決してないんだよなと改めて
身につまされた
てぃだ

てぃだ