おまつ

私というパズルのおまつのネタバレレビュー・内容・結末

私というパズル(2020年製作の映画)
3.7

このレビューはネタバレを含みます

冒頭1時間の特に出産シーンはあまりの臨場感に釘付けになってしまった。会話やカメラワーク、全てが生々しくフェイクとは思えないほどリアルに感じた。あの瞬間の一喜一憂を共にできた感覚。

女性、ヒト、自分、であることの葛藤が重くのしかかってくる。それでも人間関係は続いていく。
今まで自分の中で蓋をしようとした感情や、周囲に対して感じていたモヤモヤした感情に、写真を現像して初めてきちんと向き合うことが出来て、法廷で言語化できた所がすっきり。

とにかく役者が全員凄かったが、もう少し全員に感情移入できるような人物描写があれば良かった。実際の人間関係だってあれくらいドライなものだけど、あまりにリアルすぎても感情移入できないらしい。そこだけが残念。

自宅出産流行ってるけどその危険性とかアメリカのすぐ訴訟の疲れる感じとかも改めて。
(できるなら総合病院一択…)

死産やお子様を亡くされた経験のある方にはあまりにリアルで見るのが辛いかも
おまつ

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