和製ジャックニコルソンです

私というパズルの和製ジャックニコルソンですのレビュー・感想・評価

私というパズル(2020年製作の映画)
5.0
最近好きなヴァネッサ・カービーさん
ヴェネツィアで最優秀女優を取っているとのことで気になって鑑賞しました!

冒頭の出産シーンが怪演。
あまりの痛さに口悪くなったり、一周まわって笑えてくる所とか、痛さの波が一瞬引いた時に出る少しの余裕とか全てがリアルに感じられた。
一緒にしちゃダメだと思うんですけど、頭が死ぬほど痛い時って確かに同じ様な行動とってる気がする…すげぇ…本物。

自分の考えが集団心理で正統派だと思ってそれを押し付ける人に、冷静になれずに他人の意見を受け入れる気すら無い人たちの意味の無い言い争いがみてて辛かった。
お互い思いやってやれよ…って

ふと思って答えは出ないし無いと思うんですけど
子供ってお父さんとお母さんから産まれるものであって、権利で言えば50%50%のはずじゃないですか。
でも、この映画観てると自然と母の物になってて、私が産んだんだから私のモノ的な感じになってて、それを自然と受け入れてた自分に驚いて、ふと気が付いてなんでなんだろうって感じました。