ひろさん

親愛なる同志たちへのひろさんのレビュー・感想・評価

親愛なる同志たちへ(2020年製作の映画)
3.7
ノボチェルカックスで起こった住民蜂起と虐殺の3日間を白黒の映像で描き、当時のソ連の雰囲気を反映しながら、蜂起して行進する住民が銃撃される血なまぐさい場面を抑制していた。
資本家による搾取が無く、労働者にとって理想の共産主義社会は実現できず、ソ連が崩壊した後のロシアでも一人の絶対君主による政治が続いている。
1962年に起こったこの事件が、ソ連が崩壊する1991年まで公にならなかったことが一番恐ろしいことである。
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