先日見て、良すぎて放心状態だった…。
細かい描写が心を揺さぶる演出。
タリーの視線が終始熱いのも見応えがある。
平たくいうと妻同士の不倫の話なんだけど、この映画はその是非を問うのは愚問と思う。
女性同士が愛し合う感情にまだ言葉がついていなかった時代。
男性優位の時代に抑圧された女性たちがお互いを求めあえる唯一の相手に出会った。
アビゲイルの旦那さんはだいぶ優しい。というか女性たちにフォーカスするあまり夫たちが薄すぎるのが気になった。
セリフが翻訳も含めちょっと硬いのが入り込みずらい。
ヴァネッサカービー、相変わらず可愛いし美しいし魅力的で大好き。
終わり方は前時代的で賛否両論あるだろうけど、この時代を耐え抜いた名も無き女性たちがいたのだと思うと切ない。
観終わって1週間ほど経つけど、未だにこの映画のことを思い出すと心がとても苦しい。