からかす

いとみちのからかすのレビュー・感想・評価

いとみち(2020年製作の映画)
4.5
誰しもがめちゃくちゃ困ってるわけではないけど
どこかうまくいかない悩みやコンプレックスを抱えていて
そんな人たちが集うメイドカフェという奇異な場所で生まれる交流と絆
そして徐々に芽生える衝動を三味線に乗せて叩きつける
これはまさにロックンロールだよ。
ラストのソロは完全にジョン・フルシアンテが重なって見えたもの。

で、また出てくる人たちがとても良い。
前述の通り程度の大小はあれ悩みをそれぞれ抱えてるけども
決して下を向かず前を見据えて動く姿に非常に好感が持てる。

駒井蓮演じる主人公いとがこれまたとても良い。
当然容姿が可愛らしいんだけど、強い津軽訛りがとても可愛い。
地方出身ながら全く方言の無い自分としては
若干の"方言憧れ"みたいなものもあってより魅力的に感じる。
(津軽弁ネイティブにはどう聞こえたのかわかりませんが…)

一番びっくりしたのは人間椅子。
めっちゃ爽やかな曲じゃん、こういうのも作るんだね。
からかす

からかす