Filmarks 友だちのべりすさんに勧められた『AWAKE』を鑑賞。
2015年に行われた将棋電王戦FINAL第５局阿久津主税八段 vs AWAKE 戦から着想を得たオリジナルストーリー。
最近『街の上で』で若葉竜也を見てから、無性に彼の演技が気になる。『街の上で』の自然体な青年、『くれなずめ』でのテンション高めの情に熱いやつ、そして本作での天才若手棋士。見る度に違う顔をしている。主役は吉沢亮なんだろうけど、若葉竜也、いいなぁ。
弾かれていくしかない奨励会のシステムは、『３月のライオン』とか『聖の青春』で知ってたから、そこから脱落したものがこういった形でリベンジするストーリーは逆にワクワクしておもしろい。
ただ、実話だから仕方ないんだろうけど、結末が爽やかじゃない。だからこそ物議を醸したんだろうけど、そこまでの２人のストーリーがよかっただけに、実話以外の “if” があっても素敵だったかなぁ、と。
それでも、そのモヤモヤをカバーするラストシーンはいいね。
将棋映画も出尽くした感があったけど、こんな切り口の作品も作れるんだなぁ。『AWAKE』、おもしろかった。
