韓国の大スター、オム・ジョンファさんと、韓国ノワールの常連、パク・ソンウンさん競演のコメディ映画。
ストーリーはハイジャックもの。
二人ともはっちゃけてていい感じだし、最初のちょっとしたミスリードも楽しめたものの、やっぱり見過ごせないほどのリアリティラインの逸脱が雑音になってしまいました。
あんなに遅れたら国際線には搭乗できないだろうし、いとも簡単に武器を持ち込んでいるのも疑問が残るし、エコノミー席があんなに空いてて遅れてきた人をビジネスにアップグレードしないだろうし、テロリストが搭乗者全員を確認するつもりなら一人くらいビジネスに席をとるだろうし…などなど、文句が矢継ぎ早に出てきてしまった・・。
(特に最後のとある人の脱出方法はひどかった。墜落しちゃうよ!)
これだけ文句言ってる割には、それほど嫌いじゃない作品なのが不思議。
やっぱり映画全体に愛嬌があるからかな。
あと、パク・ソンウンさんみたいにおじさんになってから主演に抜擢されるのが本当にうれしい。
こういうことが韓国映画には結構起こるから、裾野が広いなーって思う。