TAMU

オ!ムニのTAMUのレビュー・感想・評価

オ!ムニ(2020年製作の映画)
3.3
第6回大阪韓国映画祭の上映作品の一つ。今日から「我慢の3連休」と言われる中、ひっそり行ってまいりました💦

本作は本国で9月公開されたばかりの作品。『スウィングキッズ』を2年くらい待った身としては、信じられない早さ。

娘がひき逃げされる事件を目撃したのは、認知症の祖母(ナ・ムニ)。犯人の捜査が一向に進まない中、娘の父親(イ・ヒジュン)と認知症の祖母による犯人追跡が始まる。

とにかく、第一の感想としては、「えっ?このおっさんがヒジュン?」であり、中年太りの体型に唖然w
終始、ぽてっとしたお腹に目がいってしまったが、これは本物か作り物か…

内容としては、もう少しシリアスにした方が良かったように思うが、全編振り切れたコメディタッチで、認知症ってそういうものか、て疑ってしまうこと多々あり。

ムニさんは、自身が忘れてしまうことを察知して、起きたことを記憶が残るよう工夫ができるのだが、なかなかそう『メメント』的なことって難しそう。。

あとヒジュンも認知症の母親を完全野放し状態なのだが、実際、あれだけ元気だったら、もう少しケアワーカー雇うとかしないと無理そう。

ストーリー自体は、全ての登場人物が予定調和的で、展開は見え見え。
とあるカーアクション はなかなか見応えあったり、相変わらず韓国映画は、なんでも詰め込んでる点は見逃せないのだが、ストーリーの方は、ほらねやっぱりの繰り返しなので、正直ヒジュンの顔芸含めて飽きるw

ちなみに韓国で妖怪ウォッチがそれなりに知られていそう、という知識を得たのはそれなりの収穫w

主演のムニさん、自分の中では『怪しい彼女』のおばあちゃん、なのだが、まだまだ若い。
この間にある主演作、色々難しいのかもしれないが『アイキャンスピーク 』を見たい!

最後に、ひっそりと行った自分はさておき、このような時期に、例年同様、この映画祭を開催してくれた韓国文化院に感謝。
ありがとう、俺の韓国文化院。
TAMU

TAMU