サマータイムブルース

ザ・ファブル 殺さない殺し屋のサマータイムブルースのレビュー・感想・評価

3.8
「ザ・ファブル」(寓話)の続編です
1は鑑賞済み
1より好みだったかな、1はヤクザの抗争が舞台だったので、ヤクザ同士のメンチ切った言い合いが苦手でした

南勝久さんの原作マンガは途中まで読んでます
もともと彼の「ナニトモ」シリーズが好きで、こちらの作品も同じ作家さんということで、興味を持ちました

途中まで、というのは、コミックのアプリで無料で読める範囲までっ、ていう意味です
もう、コミックとか、CDの類は、集め出すとキリがないし、場所を取るわ、お金もかかるわで、最近は、極力買わないようにしています
ただ、以前に買い集めたコミックは大半処分したけど、長年集めたレコードやCDは愛着があって捨てられてません

しかしコミックのアプリって上手くできてるよな
全話無料!!とか謳っておいて、ある程度読み進めると、無料なのは1話分になって、先を読み進めたければ課金しなさいってシステム
そりゃ、先が気になって課金しますわ
「漫画村」が恋しい←違法です

さてさて、主なメンバーは前作を踏襲しています
伝説の殺し屋ファブルが、佐藤明(岡田准一さん)という名前を与えられ、相棒のヨウコ(木村文乃さん)を妹設定として、一般人として1年間、街中で普通に暮らすよう、ボス(佐藤浩一さん)から命じられる
その間1人も殺してはならない、もし、殺したらファブル自身がボスに殺される、という設定も1と一緒

大体キャストはマンガのイメージそのものでGOOD
ヨウコの役は田中みな実さんのイメージあったんだけど、木村文乃さんも見事に役になり切ってて素晴らしい
片足立ちで、足をもう一の足にかけて調理している姿なんてマンガのイメージピッタリで最高!!
エロエロで、ネジが一つ飛んだ感じなんだけど、コレがまた恐ろしく強い
家に襲撃してきた殺し屋を返り討ちにするシーン大好き

映画にはないんだけど、原作マンガで、彼女を落とそうと近づいてくるボンボンとバーでテキーラの飲み比べをして、相手が脱糞してリタイアするまで飲み続ける酒豪でもあります
しかも、コレがただの暇つぶしという(笑)

団地の塗装工事中の足場でのアクションシーンは最高に痺れました
上手く考えたな、あんなの見たことない
岡田准一さんのアクションもさらにキレキレになって良き

ファブルが猫舌で、コーヒーを飲むと大げさにアチチチってなるコミカルなのは一貫しています

殺し屋っていうと「ゴルゴ13」みたいな寡黙なスナイパー想像するけど、ファブルは全然違う
コミカルだし、あれだけ大暴れして1人も殺さず、街中でひっそり暮らすなんて、まあ、ありえない
弱そうに見えて、実は伝説の殺し屋っていうところがキモ

ファブルの女関係ってどうなってるのだろう、映画にもマンガにも一切出てこない
デューク東郷だって、途中で女買ったりしてるシーンあるのに
ヨウコとも男女の関係にあるわけでないし、そこは意図して省かれてるのかな

元欅坂46の平手友梨奈ちゃんが車椅子で足の不自由な可哀想な女の子役で出演してる
最後はクララが立った!!みたいなベタな展開に!!

笑いあり、涙ありで、十二分に楽しめました