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真夏の夜のジャズ 4Kのmasaのレビュー・感想・評価

真夏の夜のジャズ 4K(1959年製作の映画)
4.2
もう最高の一言。超貴重な映像が観れて至福のひとときでした🎶

普段CDやレコードでしか聞いたことがなかった伝説のミュージシャン達が動いてる姿を観れてもう興奮。

アメリカ・ジャズ界最大の音楽フェスティバル「ニューポート・ジャズ・フェスティバル」を捉えたドキュメンタリー。
1958年に開催された第5回の同フェスティバルを記録した。
「ジャズの父」とも呼ばれる20世紀を代表するジャズミュージシャンのルイ・アームストロングや、ジャズ界有数の作曲家として多くのミュージシャンに影響を与えたセロニアス・モンク、ザ・ビートルズやローリングストーンズ、ビーチ・ボーイズなど多くのミュージシャンにカバーされ、「ロックの創造者」と呼ばれたチャック・ベリーなど、伝説のミュージシャンたちが続々と登場。
また、ミュージシャンのほかにもフェスを楽しむ観客たちの姿が多く映し出され、当時のファッションなども見どころになる。
監督は、後にオードリー・ヘプバーンやエリザベス・テイラー、マドンナといった錚々たる女性たちを被写体にした大御所カメラマンとなるバート・スターン。

ルイアームストロング、マヘリアジャクソン、セロニアスモンク、ジェリーマリガン、アニタオディ、ダイナワシントン、ビックメイベル、チャックベリーなどなど、堪らない映像に悶絶。
特にルイアームストロングはキャラも最高だし、大トリのゴスペルの女王マヘリアジャクソンのパフォーマンスは圧巻で鳥肌がたった。

監督が著名なカメラマンということもあり、映像がアップ中心で決して全体は写さない。そこになんとも言えない芸術性が宿る。
観客一人一人も丁寧に写しており当時の文化がよく分かり非情に興味深かった。
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