Nana

真夏の夜のジャズ 4KのNanaのレビュー・感想・評価

真夏の夜のジャズ 4K(1959年製作の映画)
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1958年にニューポートで開催されたジャズフェスのドキュメンタリー。
ジャズのライブ昼の部、夜の部の合間にヨットの大会や、街街やビーチの人々の風景がはさまれていて、とてもおしゃれ。
古き良きアメリカの雰囲気や、ジャズフェスもドレスアップした観客のファッションが、レトロな写真集みたいで素敵でした。

今読んでいる本に出てくるゴスペル歌手、マヘリア・ジャクソン目当てで見たのですが、彼女がラストでした。ブルーズは不条理だけどゴスペルは希望があるな。
でも宗教音楽なのに、若い男女が聴きながらジルバを踊ってるのはいかがなものか…

他にもサッチモ、セロニアス・モンク、アニタ・オデイ、ダイナワシントンなど、伝説のジャズミュージシャンがじっくり聞かせてくれます。どう録音したのか、非常にクリアで聞きやすい。
悲鳴?で聞こえなくなるのはビートルズ以降なのかな。

アニタ・オデイのスキャットやダイナワシントンのシロフォンが良かった。
そして若い若いチャック・ベリーが歌ったsweet 16は、どう聞いてもビーチ・ボーイズのサーフィンUSAでワロタ

ニューポートは馴染みがない町だから調べたら、人口のほとんどが白人でリゾート地みたい。
こんなとこでドレスアップして優雅にジャズを楽しめるなんていい時代だなあ
Nana

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