午前十時の映画祭へ。
モリコーネの音楽×ティム・ロスのオーラがあまりにも叙情的で良すぎる。朝から泣いた。単に悲しいとか感情的に心動かされたわけではない何か。
『ニュー・シネマ・パラダイス』が元々大好きで同じジュゼッペ・トルナトーレ監督の本作リバイバルを映画館に。
友人の語りから始まり、噂であり回想であるからかリアルというよりはちょっと謎も多い物語。船内ピアノメリーゴーランドとか、ジャズバトルとか面白すぎる。
人生はこうだって考えるというよりは、彼の音楽観や価値観の変化、その決断を陸地に住む私たちがどう受け入れるべきか考えちゃった。賛否両論あるだろうしラストの説得は自分の身だったらどうすべきだろうとずっと考えちゃう。
とにかく映画らしい映画、音楽という音楽をしっかり感じれる名作で、こういうのはもうこの時代には作れないよなとしみじみ感じた。
