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海の上のピアニスト 4Kデジタル修復版のmomのレビュー・感想・評価

3.5
通常版から3年振りの鑑賞。
名作を4Kで再び。

これは珍しく邦題が成功したパターンだと思う。
一度観れば“1900”という、そこに込められた意味も分かるけど、まずは観ないと始まらない。
観客の目を引くことが重要なんだと、邦題についてのコラムか何かで読んだことがある。

最近ではあたしの中ですっかり“アボミ”として定着しているティム・ロス。
この一風変わった物語の主人公として、どこか掴み所のない男を好演している。

トルナトーレと言えばモリコーネ
モリコーネと言えばトルナトーレ
音楽だけで映像が思い浮かぶ。
映像だけで音楽が聴こえてくる。

オルゴールのバレリーナのように、くるくるとホールを回るピアノ。
窓から見える美しい少女。
構図が素晴らしくて印象に残るシーンも多い。
コーン吹きとの会話は感動的だけど、最後の天国の小噺は要らないと思うんだよね。



※ 午前十時の映画祭にてハプニング発生!

開始直後、照明が暗くなったのと同時にスクリーンも真っ暗に!?
なんとモール全体が停電になったらしく(座ったままXで確認)、そちらの方はすぐに復旧したみたいなんだけど、劇場の機材の再起動?に時間がかかって1時間近く経ってようやく再開。

題字が出た瞬間に消えたはずなのに、開始数分後(楽器屋さんでいきなりトランペット吹いてるw)のシーンから始まって、さすがにちょっと…と思って言いに行ったんだけどやり直し出来なかったみたいでそのまま上映w
あたしは前に観てるんで、頭の中で補填できるけど、他のお客さんは違和感あっただろうなー。

皆さん文句も言わず、出口で次回無料券を受け取っていたので、まぁいいでしょう!
と言うか全スクリーン1時間押してたので、ロビーに出たらカオスになってて…
いやもうほんと、ご苦労さまです。
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