このレビューはネタバレを含みます
映画館で観られてよかった。聴いたことがないはずだけど、聴いたことがあるような心地よいピアノの音楽が好きでした。
ハッピーエンド、と呼べるのかわからないけど、あのエンディングで良かったと思う。もちろん1900には生きていて欲しいけど、辛く生きていくのは如何なものか。
“自分の世界を拡げる”ことが絶対に正しいものであると思っていたけれど、自分の世界が拡がることで違和感を感じてしまうこともあるんだなーと気付かされた。たしかに、この世界には選択肢が多すぎる。それは幸せなことでもあるけど。
最後、トランペットが返されるシーンが良かった。あれを受け取った時のマックスの表情が印象的です。
追記:「世界から猫が消えたなら」(本)に劇中のセリフが出てくる。
“何かいい物語があって、それを語る相手がいる。それだけで人生は捨てたもんじゃない。”
この映画を観ようと思った動機は、これを聞くためだった。そういえば。