クズリ

日本沈没2020 劇場編集版 シズマヌキボウのクズリのレビュー・感想・評価

1.6
原作は日本が沈没するまでの話だったけど、こちらは最初からもう大惨事で沖縄は早々に沈む。田所博士という名前は出てくる。あと小野寺は最初から寝たきり状態で出てくる。というそのくらいの関わりなので、小松左京の日本沈没を想像してたら大違い。筒井康隆の「時をかける少女」と細田守のそれとの違いくらい全然違う。
日本が沈みそうな割にはあまり余震は起きない。そして謎の宗教。あれはなんだ??さらには突然のフリーラップバトル大会。ええ~って感じ。映画館で見てた人はこれどうたったの?家で見てたので当然爆笑なんだけど。
で、少女の心の成長を描きたいのだろう。そのためにスタート地点を低く設定する必要があったのだろうけどあまりにもダメダメな奴で見ているとイライラする。こういう心映えの人間が成長するのか謎。早々に使える人間が天変地異とは別の理由であっさり死ぬ。まるでサメ映画なのに交通事故で死ぬような別件死亡。あ、そういえばこの作品サメ出てきたのでサメ映画認定していい?目の前でサメに食われた人がいたのに次のシーンでは平気で水辺に顔出しているとかサメ映画好き観点から見て不思議なことも。
ばらばらになった人たちと大海原でどんどん合流できるのもすげえ偶然。ご都合ともいう。あんまり怖がらせてもいけないんだろうけど、こんな安易な「キボウ」でいいのかなとか思ったり。
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