すー

ワイルドグラスのすーのレビュー・感想・評価

ワイルドグラス(2020年製作の映画)
4.0
1990年代の中国。この街を出るんだそう決意した少女と、幸せを手につかみ日本に渡航するはずだったダンサー。2人の人生は事故によって交錯し、それぞれ都会という果てなき戦場で足掻いていく。それぞれの物語が交錯し、織り成す人生の美しさに涙。

色々なものを抱え、都会に出てきた。簡単に弱音を上げて帰るわけにいかない、と凛として戦おうとするダンサーの強さ。そして、都会出ていった姉を憎み、田舎で腐っていた少女の旅立ち…立ちはだかる壁。また小田和正の「ラブストーリーは突然に」の使い方が上手くてまた涙を誘われる。
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