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スパイ・ウルトラのkuuのレビュー・感想・評価

スパイ・ウルトラ(2019年製作の映画)
2.9
『スパイ・ウルトラ』
原題Welcome to Acapulco.
製作年2019年。上映時間88分。

巨大な陰謀に巻き込まれたゲームオタクの野郎が、美人CIAエージェントとともに世界を救うべく奔走する姿を描いたメキシコ製スパイアクション。
主人公マットを『ダークナイト ライジング』でスタントパフォーマーを務めたマイク・キングスベイカー、CIAのアドリアナを『黒いドレスを着た女』のアナ・セラディーリャが演じた。
共演にマイケル・マドセン、ポール・ソルビノ。

冴えないゲームクリエイターのマットは、空港で偶然出会った友人トニーに酔い潰され、知らないうちに極秘ファイルを運ばされてしまう。
メキシコで連邦警察やCIA、悪党たちから追われる羽目になった彼の前に、CIAエージェントの美女アドリアナが出現。
彼女によると、トニーはテロリストにファイルを売ろうとしており、CIA内部にも裏切り者がいるという。
自ら銃を手に取ったマットは、シューティングゲームで鍛えた射撃テクニックを駆使して戦うが。。。

狂ったような編集にチョイ目が回り、
ヴォイスオーバー(ナレーション)は始終ペラペラ。
ヴォイス・オーバーてのは、作中で実際に話すセリフ以外に、内的独白や、観客に直接語りかける形式のナレーション。
物語映画でもドキュメンタリー映画でも、声は実体のないナレーターのものであることもあるし、登場人物のものであることもある。
パッと思い付くんは、映画『ミリオンダラー・ベイビー』のモーガン・フリーマン。
彼の声は心地よかったし、なぜ、モーガン・フリーマンがナレーションをしてるのか最後の方でたしかわかったと思う。
また、映画『アメリカン・ビューティー』とかは共に、ヴォイス・オーヴァーで語っている登場人物が既に死んでいるちゅう、技法上の意外なひねりがはいってた。
今作品は、個人的には正直要らないヴォイス・オーバーかな。
否応無しにも主人公の声を聴かされて、挙句の果てには主人公が登場していない場面に関しても全能感を得たかのようにぺらぺらと、物語から来るスリリングなむずむず感ではなく、物語な集中できない癇に触るむずむず感。
フリーズフレームとかも、なんか冷めて観てしまう。
ただ、登場人物はみな型にはまっているし美女が結構出てた。
俳優さんたちは、各々キャラまってはいるけど、どうも嵌まれない。   
途中からヒーローは、主人公のマシューじゃなく、アドリアナ・バスケス(アナ・セラディラ)と思い観ることにした。
前髪パッつんアドリアナが出る都度、小生の頭ん中でヴォイス・オーバーしてたんは、
🎼クルックルットクレラップ

クルクル…. クレラップ

クルックルックレラップ クルクル….. クレラップ

今日は平和

クルックルットクレラップ クルクル….. クレラップ

皆さん平和

クルックルットクレラップ 🎶 
クルクル….. クレラップ友達増えた
クルックルックレラップ🎵
クルクル….. クレラップいいことしたよ
クルックルックレラップ
クルクル….. クレラップ幸せいっぱい
クルックルットクレラップ
クルクル….. クレラップお話楽しいな
🧠🕺🕺
まぁそないにして、ナレーション無視して、頭のクレラップCMそんぐと、アドリアナにキュンです♥️で観てみたら、最後まで観れた。
今作品は、巻き込まれ型のスパイ・コメディで、アクションはそれなりにあるし、死人が出て血が流れたり、ロケーションも綺麗に撮れていて、そういった部分に関しては不満はnothingやし。
主人公が全編に渡って天婦羅喰ったように滑りまくるセリフとヴォイス・オーバーカタルだったのが見ていてしんどいだけだった。
個人的にはクロスオーバーのワースト作品として記憶しとこっと。
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