たーぼーん

水俣曼荼羅のたーぼーんのレビュー・感想・評価

水俣曼荼羅(2020年製作の映画)
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結局のところ認定してくれないのが問題であり、その平行線状況には本当に腹が立つ。
この水俣病の問題は、恐らく戦後財閥解体が行われる様な世の中の変化が全くなかったのだとしたら、何度か裁判で勝つという事さえ叶わなかったかも知れず、昔からの問題とはいえ尚更安倍政権とかの時代に真の解決等所詮難しいか、、
昨年はMINAMATAも公開されたし、元々患者さんとその世界とかの土本監督作品があって、それらが一つ欠けても物足りぬ全部合わさってワンセットなのかと思えてきたりもする不思議さ。
苦海浄土の様な小説作品もあるし。そう言えば石牟礼道子へのインタビューも入っていたけど、全身小説家の瀬戸内寂聴とか井上光晴の様なのらりくらり感があってヤバかったな。
脳を調べ始めた辺りから、これ相当凄い作品やなと思えてきて、ホンマ観るのが何日か前であれば年間1位の映画だったかも知れない。自分の中では。