にっしー

水俣曼荼羅のにっしーのレビュー・感想・評価

水俣曼荼羅(2020年製作の映画)
4.4
15分の休憩を2回挟んで、約6時間の上映🤭
でも、そんなに長く感じなかった

観られて良かった!✨

「メチル水銀は人間性を損なう」
と言われていたようだが、
映画に登場する水俣病の方々は
キラキラと輝くようであった
画面に出てこない苦労や苦しみは当然あったろうに、内面の美しさみたいなものが映り込んできて、
病は人を選ぶのだろうか?なんて考えてしまった


裁判に医学の立場から協力する先生が良い!
タマにぼやきながらも、
積み重ねてきた研究は嘘をつかない

裁判で国や県と闘う人も、
被告となる県や厚労省の人も、
同じく人間なのだなー、、、
彼らの苦しげな顔つきも印象的
が、決定には血も涙もないように感じてしまう😢


ラスト近くに、名著「苦海浄土」作者の
石牟礼道子さんが登場✨
「悶え神」という言葉を発するのだが、
この言葉に出会えただけでも観て良かった!

エンドロールに映る水俣の海が、
浄土みたいだった
良い映画だった!✨
にっしー

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