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空に住むのutataneのレビュー・感想・評価

空に住む(2020年製作の映画)
3.0
一番の名演は黒ネコのハルちゃんかな。

リビングに岩が積んである!とか、シンプルだけど高級そうなモノトーンの家具やインテリア、電動カーテン…

靴のまま部屋に入ったり、地上の喧騒が眼下に遠く聞こえたりで異次元なセレブリティ極まる空間ながら、そこに住むのは普通の感覚を忘れない女子。

空想の中に本当を作ると言う彼、時戸君とは熱い恋に落ちるのかなと思いながらも、全てを諦めて否定する様な冷めた彼の態度に不思議な感覚を覚えました。
そんな彼の言葉、人は一度関わると永遠に繋がっていると言う意味が深くて考えさせられました。

まったりとストーリーが進む展開に加え、セリフの一つひとつに重い意味がある様で、気を抜くと大事な何かを見落としてしまいます。
作品自体何とも哲学的で、しかしながらカラフルで洗練された衣裳が重くなりすぎず、好感持ててほっとしました。

ただ、見終えた今もこの作品にどの様な意味が込められていたのか理解できた自信がありません。
絶対何か見落としている様な…
もう一度、集中して観たいと思います🤔
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