KaZui

空に住むのKaZuiのレビュー・感想・評価

空に住む(2020年製作の映画)
2.7
💬原作は、小竹正人の同名小説。原作未読。原作を読むとまた違うのかもしれないが、扱ういくつかのテーマが全てふわっとしていてあまり伝わってこなかった。恋愛や生と死などを、それに直面する人間の内面とともに描いているのだが、現実的な物語を目指すのかと思いきや、急に少女漫画的になったりする。主人公の小早川直実(演:多部未華子)が暮らし始めたタワーマンションで、人気俳優の時戸森則(演:岩田剛典)と出会い、彼が明らかに不審であっても関係を重ねていく。この時戸という男がとにかく気持ち悪かった。見ず知らずの人に急にオムライスを作れるか聞いてきたり、いきなり抱きしめたり、いきなりキスをしたり。あのイケメンさでこの気持ち悪さを出せることに関しては岩田剛典の演技を褒めざるを得ない。一方で、芝居がかった台詞が多くて違和感があるシーンも多く、評価がしづらい。設定としては本当の自分を隠して演技しながらうまく生きているキャラクターなので演出としては分かるのだが、芝居っぽすぎてそれではうまく周りを欺いて生きてこれないだろうとも感じた。猫はかわいい。

初鑑賞:2023年12月2日
鑑賞方法:動画配信サービス(U-NEXT)
2023年252本目。
12月2本目。

🗣岩ちゃんがずっときもい。
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