小田香のベスト！！「一番最初の記憶は何か」というアピチャッポンの瞑想の授業を受けて、サラエボからザグレブまでの列車の車窓から見える異国の景色を見ながらじぶんの思い出せる限り一番はじめの記憶を探す列車旅。アイデアが抜群なことに加え、それに劣らない窓の映り込みが面白い映像詩。逆光だと曇って汚れてるガラスで、順光だと景色が現れ、反対の廊下側の景色も写り込み、トンネルの瞬間だけ車内のカメラと小田香とスタッフの女性が浮かび上がる、多重的で刻々と変容していく色彩・景色・時間・空間、これはまさに「記憶」だ。前景に来たモチーフが光の加減ですぐ後景へと退いたり記憶とリンクしている、、発想凄い…
