Fisherman

女王トミュリス 史上最強の戦士のFishermanのレビュー・感想・評価

3.9
紀元前6世紀頃、ペルシャ帝国に征服されていないエジプトと北の大地。その北の遊牧民族の女王トミュリスの物語。
これほど強くプライドのある民族がなぜソ連に屈していたのか、カザフスタン🇰🇿として独立したことで民族のプライドを取り戻し、映画化したように感じた。

征服王キュロスの申し出を断って、大地と民を想うアルグンの言葉と態度は大国の王に臆さない立派なリーダーのカッコ良さ。
「我が民も土地もこの世界の一部です。戦わずして奪われるつもりはありません。血を流してでも、、、」

トミュリスの生い立ちと共に、成長して戦士となった強さに加え、精神的な強さを表現しているのも良かったけど、戦いの前の士気を高める演説や勝利の勝鬨はイマイチだったかも。

父スパンガゼウス、夫アルグンなど遊牧民の誇りと勇気は良かったなぁ。
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