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ノッティングヒルの洋菓子店のkassyのレビュー・感想・評価

3.2
オンライン試写にて。

親友サラと洋菓子店をやろうと計画した矢先に不慮の事故で亡くなり、失意のイザベラ。しかしサラの娘が洋菓子店をやろうと持ちかけ…

舞台はイギリス・ノッティングヒル。
『Love Sarah』という原題の通り、亡くなったサラへの想いがこの映画の大部分を占めている。
寂しさ、後悔、羨望、愛憎。
深い悲しみを抱える母、親友、娘がそこから立ち直るために始めたのが洋菓子店である。

この洋菓子店がまぁ…フワッと始めてフワッと成功したな感がすごい。
宣伝もなしでオープンし、初日から一週間売り上げが芳しくなくても「こんなもんでしょ」「そのうち来る」みたいな…(笑)
手伝ってくれるイケメン訳あり悪友シェフがミシュラン二つ星出身ならもっと人呼べるはずだがなぁ、、

店の方向性に悩んでいるうちに、世界一多文化であるロンドンだからこそ、みんなの郷土菓子を作ろう!と言って作り始めてお店が軌道に乗るのだが、これもいやそんな見聞だけでちゃんと作れるのか?と訝しんでしまう。そのうち日本人が現れ、彼女が頼むのが「抹茶ミルクレープ」。んー?!なぜそれ??!(笑)日本人なら見たら必ず違和感を感じること請け合い(笑)

美味しそうなお菓子がたっぷり出てきてオシャレな店内で目には美味しい映画で、まぁすったもんだありつつ大団円みたいな作品。
軽めのスフレみたいな作品ですごーく膨らんでて見た目は可愛いけど中身を突くと萎んでしまうような。午後のお茶しながらさっくり観るのには良い作品かとは思う。
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