奴らが帰ってきた！
愛しい年上のベビーシッターが実は悪魔崇拝者で、まだ童貞である主人公を生贄にしようと襲ってくるという荒唐無稽なお話がウケたNETFLIX作品の続きが観られるとは思わなんだ！
まさかの続編は、舞台が違うだけでやってる事は前作と基本一緒！
復活したカルトに再び狙われた主人公が、またまた一人ずつ返り討ちにしてゆくのをマックGがガチャガチャと勢いだけで演出、フルスピードで乗り切ってゆくホラーコメディです。
キワモノ的な人体破壊も当然、健在！
少しパワーアップしている様な気がします。
まるで「127時間」みたいなシチュエーションで足掻きもがくベラ・ソーンが最高。
もはや完全にコント（苦笑）！
リアリティは無視して、ほとんどノリで進行するのでこういうスタイルが合わない人には合わないと思います。
ハイギアードなドライブ感は吐いて捨てるほど感じられますが、前作に輪をかけて映像と音楽で遊んでいるのが忙しない。
設定も展開もかなり雑で（特に前作の事件が立証されず、主人公がキ●ガイ扱いされているのは流石に無理やり過ぎ）、そんなの気にしていたら始まらないぜ！とばかりに、監督がマリファナでもキメて踊りながら撮ったみたいな仕上がりです。
終盤、お涙ちょうだいな場面で盛り上がりますが、よくよく考えてみるとかなり強引に前作のラストから軌道修正をしていて逆に笑えます。
それまでのコントは何だったのか（苦笑）
笑えると言えば、セックスの表現が30年前のマンガみたいでビックリ仰天。
弓月光かよ（苦笑）！
ヒロイン（？）のエミリー・アリン・リンドはクロエ・グレース・モリッツみたいな雰囲気を放っていましたが、もしかしてネクストブレイクの為に狙ったのかも？
兎にも角にも、前作が好みだったのなら必見ですね！
但し、怖いはずのカルトの連中がバカ丸出しで全然怖くないし、いかんせんコミック調の演出が強めなので前作同様、合わない方は開始数分で白旗を上げる羽目になるかもしれません（汗）
ゴア描写以外は微妙にパワーが落ちたような気もしないでもないですが、前作を楽しんだファン向けとしては合格の判を押しても良いでしょう💮
NETFLIXにて
