アメリカではいまだに根強い人気のある怪奇事件簿モノです。日本でも『魔界記者コルチャック/ラス・ベガスの吸血鬼』として公開されたらしいです。この単発のテレビ映画が人気が出て、後にテレビシリーズ『事件記者コルチャック』となり、日本でも放映されました。
内容的には怪奇現象が絡んだ事件を事件記者のカール・コルチャック(ダーレン・マクギャヴィン)が解決して、報道しようとするといろんな圧力でボツにされてしまうというパターン。『Xファイル』もこの作品に影響を受けたそうです。
この第一作目の怪奇現象は吸血鬼です。連続殺人事件の被害者はなぜか大量に首から血が吸われています。コルチャックはバンパイアの仕業だと見抜きますが、警察はなかなか信じてくれない。果たして、コルチャックは事件を解決して、トクダネをものにできるのか?という話です。
コルチャックはニューヨークから流れてきた記者なので、シアサッカーのジャケットとパナマ帽がとても洒落ています。このファッションはアメリカならではですよね。日本だと難しい!
もちろん、内容的にはだいぶダレますよ。はっきり言ってB級映画です。45万ドルの低予算映画です。ただ、『トワイライトゾーン』のような怪奇モノと、『刑事コロンボ』のような事件簿モノを組み合わせた怪奇事件簿モノのオリジンとしておさえておいてもいいかなという気はします。