このレビューはネタバレを含みます
前作よりも遥かに映像的なド派手さが増していて、２作目！！って感じだった。
ただ、ドラマパートが充実し切っていない感じで、割とファミリー押しでざっくり終わった気がする。
あとどうでもいいけどメアリーだけしれっとクラーク・ケント状態適応されてるのちょっと驚いた。一作目もそうだったっけか。まぁそこそこいいお年だからか。そんなこと言うとビリーもいい加減大人だし（もはや中身は子供って謳い文句もキツイ）、そもそも企画的に無理のあるヒーローなのかもしれない。
しかし今回も、敵方のビジュアルがやっぱり大好きだわ。
特にドラゴンの、凶悪で冷徹な印象の中に、樹木的な生命の体温を感じるところとか中心として、神たちの原始的な元始的なビジュアルとスペックがかなり良い。スマートではないんだけれどなぜだか妙に親しみのあるテイスト。
そして生み出された地獄のモブ集団がまた愛しい造形をしてらっしゃるのよ。こいつらを存分に観られたってだけで、下手にヒーローたちに変身させない今作のテーマが効いてるように思えた。
魔術師のコミカルさにも普通に笑えたけど、元からもっと威厳があればさらに笑えた思う。
ラストちょっと登場するだけで全部持っていくワンダーウーマン様。
彼我の距離は計り知れなくて、隣に並んでるのはまだ想像もできないな。
てかもういいから普通にも一回ドクター・シヴァナと因縁の対決してくれんかね。
