レオン

ザ・フラッシュのレオンのレビュー・感想・評価

ザ・フラッシュ(2023年製作の映画)
3.6
"フラッシュ" おまえもか!
またもや最近流行のあれ・・・。 もっと独創的でシリアスな脚本が書ける人が、ハリウッドにはいると思うのだが、制作側から"あれ"をテーマにと指示が飛んでいるのか・・。 「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」の二番煎じ的要素もあり、私的には "DC 最高傑作" はせいぜい集客コピーにしか感じない。  (初日だが、平日朝一のシネコンは客数20数名♪)

楽しさを最優先に追求する方はもっと高評価に、「ダークナイト」や「ワンダーウーマン」のセミッシラでのシーン、近年マーベルでは「ブラック・ウィドウ」の様なシリアスさを期待した方は、私並みかそれ以下の評価になるかと。 

冒頭のアクションと視覚効果はキャラのコミカルな演出も加味してかなり見応えあり。 が、その後の物語展開や戦闘シーンのアクションは既作の焼き回し的で、新鮮に感じる物はなく、会話シーンはわずかに睡魔を催した箇所もあり。 2席隣の20代後半?ぐらいの女性は、たまにクスクス笑っていたが、私には声になるほどの笑シーンはなかった。

私がプロデューサーなら、ワイスピシリーズのアクションを起草してるスタッフ(脚本家?)に、ギャラ倍払うから、他作にない斬新なアクションシーンを考えてくれとオファーするだろう♪

バリーのデート相手になる女性は、ぽっちゃり系のあまりにも普通な黒人女性にポリコレを強く感じて、ハリウッドも日に日に左派の影響が増してるように思う。

カメオ出演が多々あり、とにかく一杯出して盛り上げよう的に感じて、観客動員に必死なのかと考えてしまう♪
全体的には頑固親父に「!」と来る物なく、まあヒーロー物が好きな方はどうぞと言うが、それ以外の方には、まだ見ぬ映画史に残る「傑作」の視聴をオススメします♪

クリストファー・ノーラン監督に再度、弟のジョナサン・ノーランとの共同脚本で、年配者でも唸るようなヒーロー作品をもう一度作って頂きたいものです・・。

↓冒頭シーンネタバレ


バリーが街中から森・川を突っ走るシーンは、アニメ「009 RE:CYBORG」で009が加速装置を使うシーンをリアル版で再現したかのようで、かなり爽快! その後の倒壊ビルから赤ちゃん6人を救って、ストレッチャーに一列に並べて一丁上がり的な "絵面" のいいシーンに「ほほ~♪」とニヤつく。 このぐらいのシーンがあと3カ所ほしかったな~・・が実感。
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