世界最速のヒーロー、フラッシュ。
目にも止まらぬ閃光の如き速さで、街を、世界を救ってきた。
しかし、彼にはかつて幼い頃 母親を救えなかった過去があり今でも心に深い影を落としていた。
悲しみを振り切るように走るフラッシュは、その閃光の先に「時間の壁」を見つける。
その壁を越えれば、母を救えるかもしれない…
フラッシュ、仮面の下の素顔のバリー・アレンが選択した「今」とはーーーな話。
すぐ言う、最高。
これはアレかな、フラッシュが好きだから贔屓してるのかな?とにかくずっと面白さが続く2時間強でホント時間を支配されてるんじゃないかと言うくらいあっという間だった。圧倒的あっという間。
子供のころ1990年版のビデオ映画のフラッシュを観てから、ガスティンのドラマも観て来て、なんならアメコミにも手を出してしまって…
そんなファンたちに贈る「これでもくらえ!」と言わんばかりの傑作。
フラッシュだけでなく、DCコミックが大好きな人たちが愛を持って作ったんだなぁと。
サプライズ狙いだけじゃなくて、ちゃんと意味のあるキャスティングで何度も何度も高揚して心臓持たないかと思った。
笑って、手に汗握って、泣いて、驚いて、感情全部のせな本作。多分アメコミ詳しくなくても楽しめるし、どれかしらを追っていれば「これってアレじゃない?」とか考察しながらも楽しめるしで全方位に完璧。
生まれ変わるDCユニバースの起点だからじゃなくて、本作自体が傑作だからエズラ・ミラーのあれがあっても何がなんでも公開したかったんだろうなぁ。
かたあげポテトとコーラを並べて、バリバリと食べながら至福を味わいたい。バリーだけに。