個人的に、現時点でDCEU作品の中では最高クラスの出来だと思う。
クロスオーバーを謳う以上、単体ヒーローだけじゃなくて他ヒーローとの絡みが欲しい、そういった欲求を十分に満たしてくれた。
出てこないヒーローにも、出てこれないだけの理由付けがされてて、納得感があった。
ザ・フラッシュ(というヒーロー)の能力を最大限に活かしたコミカルかつダイナミックな活躍も、劇場の大スクリーン、大音響で最高に楽しめた。
ただ、ストーリー面で、自身が過去を改変したがために生じた世界線が全く救いの無いもの、その世界で生きるバットマン、スーパーガール、果ては異なる世界線の自分自身さえ救えないのは、なんとも言えない悲哀も感じた(特にスーパーガールが本作のみとなるのならとても残念)。
異なる俳優が演じるヒーローの登場は、先行するMCUスパイダーマン３作目の例を踏襲したものであり、サプライズ感は薄いものの、キートン版バットマンはじめスーパーマンやスーパーガールなど、旧作ファンの心をくすぐるもので十分に楽しい。
結果として本作ザ・フラッシュの軽微な改変がベン・アフレックからマイケル・キートンへのバットマン役のチェンジ？となるのか、続編にどの様に繋げるのか期待したい。
後日追記
最後に車から降り立ったの、マイケル・キートンではなくジョージ・クルーニーだったのね。すっかりキートンと思い込んで観てた。
恥ずかしい誤認。
バリーが「え？誰？」って驚いてた意味が理解できた。
