このレビューはネタバレを含みます
面白かった。けどなんか悔しかった。
それは「こんなにもすごいことをしていて面白いのに比較対象がある」という昨今のヒーロー映画飽和の状況がだ。こんな楽しいのに斬新に感じないってやっぱなんかおかしいよな。
ともあれシンプルに面白いことに変わりはない。序盤で軽く見せられたジャスティスリーグの凸凹なチームアップがやはりDCの魅力だと思った。ワンダーウーマンはもう居るだけでええな。
主人公の生意気でウザいやつな軽い感じもちゃんと愛せるようになっているし、スーパーガールのビジュは爆発していた。頭身低めだけどむしろグラビア体型的なセクシーさがあった。
マイケル・キートンのバットマンはとても良くて、やはりどこか脱世俗的な古臭くも小粋なおじさまって様子が渋過ぎずに良い。予習で観たバットケイブそのまんまにも興奮したし、クラシックなメカが最高に映えていて、完璧な使い方をしていたように思う。
そしてフラッシュの速さの表現というのはまた少し新鮮で、クイックシルバーとかで見飽きたような速すぎて周りがゆっくりになる感じだけでなく、自分のゆっくりとした動きに合わせて周りの景色が高速で過ぎ去っていくようなのがなかなか逆転の発想で面白かった。それをギャグとして活かした場面はすごく笑えたし、その他最後の前歯ぽろっまでウケるシーンは大小多数あって、誰もが笑える内容になっていた。
最後の戦闘では、赤青に彩られた電光がビビットで爽快で、また各々の戦闘力とか特徴に合わせた敵がちゃんと用意されていて、王道な対多アクションがすっきり観られた印象。
そのなかでナチュラルにタイムリープしたりするのはなかなか軽率で、ある種ならではの部分でもあったかもしれない。
結局色々散々引っ掻き回して元鞘パターンかと思いきや、、、、、色んな意味でどうなるDCU！？
