◉本当に悔いが残る…。
◉超高速移動できるメタヒューマン〈フラッシュ〉の初主演作品にして、 DCEUシリーズの記念すべき12作目。序盤〜はコメディ要素+ファン待望の過去の名優お披露目タイムで、中盤〜終盤にかけては速さだけでなく次元をも超越した4次元アクション+胸熱な人間ドラマが繰り広げられる。
◉改めて観る順番は大事だと思わされた。…と言うのも、トンデモない世界観を確立した同じくマルチバースが主題の『アクロス・ザ・スパイダーバース』を先に観てしまった為に(ハシゴした為に)、後に観た本作に対し、あらゆる点で比較してしまい結局物足りなさを感じる羽目に。サプライズカメオ出演よりも映像の次元を超越した『スパイダーバース』に軍配。
◉音楽との噛み合わせも、MCUの『X-MEN』でお馴染み〈クイックシルバー〉の演出で既視感があり、格好良さも劣る印象。『アポカリプス』で見せた「Sweet Dreams」の曲に乗せて繰り広げるファインプレーは鳥肌もので、それに比べると高速移動ネタとしては物足りなさが残る。
◉もちのろん面白いのは大前提として、比較対象がさらに面白過ぎただけ…。