うーん…
面白いは面白いんだけど…
マイケル・キートンのバットマンはやっぱり良いし、サッシャ・カジェのスーパーガールは早く単体作を作れ!と思わせるくらいカッコいい。でもだからこそ、えぇ…と思ってしまった。
いくら何でも彼らに救いが無さすぎる。
どれだけ頑張っても勝ち道は一個もありませんって…マルチバースには無限の可能性があるはずなのに、そこは可能性無いっておかしくない?
最終的には、フラッシュが母の死への介入をやめた事でこんな事態にはならず、バットマン達は救われたって事にしてるんだろうけど、スーパーガールはフラッシュ達が助けられたから監獄から出られた訳で、フラッシュが介入しなかったら、スーパーガールはあのまま捕えられたままだったのでは?
だとしたら、スーパーガールからしたらどっちにしろ救いが無い…
あと、過去を変えてはいけない的なオチにするのは良いけど、結局その後に少し変えてしまうのはどうなの?バリーの反省が凄く薄くなってしまってる。
というか、あそこでの過去改変って、お父さんの顔を防犯カメラに映す為に、お父さんがトマト缶を取る時だけ、上と下のトマト缶を入れ替えただけでしょ?それだけでなんでブルース・ウェインの顔が変わるのか全く理解できない。どういう理屈?
そもそもギャグ自体がベン・アフレックのバットマンもう観られないんだ…という残念な気持ちだけが湧き上がってきて、後味悪いし…
文句ばかりになったので、良い所も…
冒頭のバットマンのアクションとワンダーウーマンのロープによる正直すぎる会話、フラッシュの赤子救出は良かったし、バリーと母親との最後の会話もホロっとしてしまった。
あとBTTF好きとしては、エリック・ストルツネタには爆笑した笑
マジで、サッシャ・カジェのスーパーガールを1回限りで終わらせるのはもったいない…
映画評価基準
この映画が好きか 6
没入感 7
脚本 7
演出 8
映像 8
キャスト 10
音楽 7
余韻 4
おすすめ度 6
何度も観たくなるか 6
計69点