スーパーヒーロー映画として一つの正解と言える映画かも。
アントマンのクアントマニアなんかは本来こういう形にすべきだったのではとか、色々考えてしまった。
DCを全部みてるわけではないが、全然ついていけた。
ノイズになるような過去作とのつながりやポリコレもないし、この作品単体で完結してるので見やすい。
中身もあるし、フラッシュの能力を生かしたアクションなど、2時間半テンポよく進んでいき、単純に見ていて楽しい。
マルチバース上でも絶対に変えられない分岐点など、最近のアメコミ映画では定番の展開でも飽きずに見られるのはドラマが「フラッシュが自ら越してしまった過去改変による応酬」という軸からブレないからだろう。
そのおかげで一体この話にどうケリをつけるのかと惹きつけられた。
壮大な話になりがちなマルチバースでも、一つの芯が通り纏まりが生まれる。
余談だが、スーパーガール演じるサッシャ・カジェが魅力ありすぎて神々しかった。今後もぜひ出てもらいたい。