洗車のシーンあたりから、もうずっと泣いて、鼻すすりながらみてました。マスクのプリーツに涙がたまる…。
これが、本当の血のつながった家族なら、ありきたりな仲良しシーンであるかもしれないのに、本当の家族に恵まれなかった彼らにとって、この瞬間がどれほどに、何度も、どれだけ望んでも手に入らなかった幸せであるのだろう…と、そう思うと、もう涙がとまらなかったです。
家族って、いったいなんだろうか?と。
きちんと、人物ひとりひとりの背景にも触れられていて、人と人の集まりって、そうだよな、それぞれの事情があって当然なんだよな、そうした細部が愛おしいのだよな、と。
冒頭の雨降る階段シーンはパラサイト感ありましたね。
刑事たちの視点が、ほどよく、社会の目の役割を果たしていてよかったです。