是枝監督とペ・ドゥナの再タッグ&韓国映画ということで気になってた映画です。観に行けて良かった。
赤ちゃんポストをテーマにした異色のロードムービーで、家族ってなんだろうととても考えさせられました。
現実でも簡単には済ませられない問題だしこれを題材に映画を撮るって難しいだろうなと思った。
それぞれの過去や考え方が少しずつ描かれていたのがよかったです。
洗車のシーンがすごく好きで、あの幸せな空気がずっと続けばいいと思うのだけどああいう自然な雰囲気は是枝監督とっても上手だなあと思った。
若い母親を演じたIU(イ・ジウン)の演技が印象に残る。韓国では「国民の妹」と称されるほど絶大な人気を誇るそうで、演技経験はそんなないみたいだけどとても上手だった。特に観覧車シーンと「生まれてきてくれて、ありがとう」のシーン。
自分が唯一知ってる韓国の俳優ペ・ドゥナさんですが今回はなかなか難しい立ち位置の役。出てくるたびに何か食べてるのが面白かった。電話シーンよかったなあ
ソン・ガンホやカン・ドンウォンなどみんなやっぱり上手だし映像も綺麗でちゃんとお金かかってるのが分かる。あとは海進くん!この映画には不可欠な存在です。
さすが韓国だなあ。日本の優秀な作り手はこれからもどんどん海外を舞台に活躍していくんだろうなと思った。
感想を書くのが難しい。でも丁寧な映画だった。
2時間20分、なかなかボリュームのある作品でしたが今日劇場で観れて本当によかったです。感謝です。