最近 是枝監督が日本映画の行く末を案じているような記事を見かけるが、日本という国の「融通の効かなさ」による映画のロケ地選びやロケ地撮影での制約の多さも理由のひとつかもしれない。
そういう意味では全篇オール釜山ロケの『ドライブマイカー』も観てみたい気が。
そもそも日本で赤ちゃんをあれだけ長期間拘束するのは絶対無理だよなぁww
評価が微妙な方も見受けられるが、この映画を公開1週以内に観る観客はそりゃ期待値が初めから高いからね。
(公開1週以内に観たのは久しぶりだわ)
『万引き家族』のロードムービー篇のようなテイストだが自分はロードムービー大好きなので無問題。サッカー小僧が乗り込んだあたりから面白くなってきた感じ。
あとエロいシーンが無いのが良かった。
個人的に「映画の濡れ場は必要最低限で」
と思っているので。
ショットも韓国人俳優が上手いから余計素晴らしく見える。特に洗車のシーンや新幹線&観覧車のシーン、その後のスジン刑事の車内で『マグノリア』の主題歌が聴こえる電話のシーンが素晴らしかった。
撮影監督は『パラサイト〜』や大好きな『バーニング』も撮った人なんだね。
脚本が雑なところもあった印象だが
なぜかしらとても暖かい映画だった。
それが是枝映画の一貫しているところなのかも。