私は’運良く’命をもらい、家族に迎えられ、育てられ、今日まで生きてきました。
しかし、あのバンに乗っていた登場人物は皆、一度、その存在を否定された人達でした。
•子どもを捨てるなんて酷い
•捨てるならなぜ産んだのか
•子どもを売って利益を得るなんてどうかしている
他人の話としてこの問題を捉えると、この様な考えが出て来るかもしれません。しかし、当事者である彼らの境遇や思いを知り、ただ批判するのは間違いなのではないか、と気づきました。
皆命をもらって生まれてくるのに
歓迎される子と、歓迎されない子がいる
命をめぐる問題について、家族について、生きることについて。改めて考えるきっかけをくれる映画です。