RyoS

ベイビー・ブローカーのRyoSのレビュー・感想・評価

ベイビー・ブローカー(2022年製作の映画)
3.4
電気消すって何回も言っておきながら消したあとスクリーンが真っ暗にならないの、演出が保守すぎる。

こういうテーマが骨太な映画、韓国とか台湾は毒味があるものが多いのに、日本人が監督すると途端に毒素が抜けて柔らかくなるの、何だろう。どこか厳しい現実というのを見せる気を感じられない。

偶然出会った人が一緒に旅するロードムービーであり、人物の過去の情報開示の仕方とか順序とか、お手本のようで参考になる。が、少年に最後までサッカーボールを持たせるのは子どもの描き方としてはいまいちな気がした。

ソン・ガンホのどこにでもいそうな哲学が無くてちょっと悪い人の感じ、ジェームズ・スチュワートのちょっと悪い版みたいな魅力がある。
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