韓国における赤ちゃんポストの利用率は日本に比べると4倍だったかな。
鑑賞後色々と読んで知りました。
倫理観とか何が幸せかとか、そういう談義はさておき、この作品は「生きている事を肯定される」お話しだった。
親に捨てられても、やり直せない失敗をしても、生きていて良いのか疑問でも、
誰かが「産まれてきてくれて、ありがとう」と寄り添ってくれるような、そんな映画。
いや、そう表現すると少し語弊があるかもしれないけど。
是枝監督の映画は雨が印象的だそう。
確かにこの作品でも、雨のシーンが何度も出てきた。
中盤、夢の中で雨に洗い流される夢を見る、けど目が覚めるとまた土砂降りというセリフが出てくる。
それに対しての返しが良かった。
擬似家族モノって良いよね、
他人だからこそ優しさが沁みて、表面的ではない善悪について考えさせられました。