教会の赤ちゃんポストに預けられる 乳児を、子どもを望む夫婦に密かに横流しする人身売買に手を染めていた男2人組を描く是枝裕和監督の韓国映画。2022年の作品。
ネタバレになるかもですが・・・
タイトルからも人身売買の話と思って観るのをやや躊躇していましたが、そんなに悪意のある話ではなくて、サンヒョンとドンスの2人には、どちらかと言うと善意を感じます。
序盤の子供を捨てようとする身勝手で酷いスヨンの役所が秀逸でした。
(長文スミマセン)
実は離れられなくなるから あまり世話をしないとか、ウソンのために養父母の品定めをしないではいられないとか。離れ離れになる理由が、自分が犯罪者で捕まるかもしれないからなど。まさにウソンは、捨てるのではなく護られていたのでした。
母スヨンの今後の人生や、何よりウソンの将来に希望と余韻をふんだんに残した いい終わり方でした。
ですが、養子を望んだ逮捕されちゃった夫婦が、お金持ちだしとてもいい人なのに、何故に正規の手続きで養子を探さないのかと思いました。
総合的になかなか面白かった。