このレビューはネタバレを含みます
家族にとって重要なことは「血」かそれとも「一緒に過ごした時間」か。こーゆーテーマの映画は是枝監督一択ね。
普通に捨て子として施設で育てられる予定だった子から始まる物語。
登場人物が大体孤児。そして彼らが紆余曲折を経て家族になる物語。
やっぱり濃い時間を過ごせば本当の家族になれるのかも。自己犠牲も厭わず。
にしても今作はラストシーンを筆頭に観客に考えさせる余白が大にしてあった。刑事と夫の電話シーンもそうだし。
あと毎回大事な話になると暗転するのも表情を隠すとかなんらかの意図があるのかなって思って見てた。
赤ちゃんへの対応も印象的だった。ソヨンはおっぱいあげないし、面倒もあまり見ないことに加え、声もかけない。
最後に出てきた買い手の夫婦はそれと対極。
推測だけれど、施設で育ってきたりしてると愛し方とかがわからないのかも。だからソヨンは赤ちゃんを捨てることを選んだのかなー。なんて。
終わり方がすっきりはしなかったけど、もう少し考えてみます。
あと韓国に赤ちゃんポストってまじであんの?