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ベイビー・ブローカーのeryuのネタバレレビュー・内容・結末

ベイビー・ブローカー(2022年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

●観客視点
 人身売買目的の出会いから、血縁関係を超えた愛で繋がった関係になっていったことに感動した。自分のために行動を起こしていたのが、いつの間にか誰かのためみんなのために動くようになっていて、誰かを想う気持ちが人を変えるということを感じた。
 また、ソヨンが子供を捨てなければならない理由があるというところまで想像できなくて、お金がないんだろうな、若いからかなと単純に考えてしまった。理由がない行動はきっとないから、なんでだろう?ということを丁寧に考えていきたい。

●役者視点
◯ソヨン
 自分の手で子供を育てたいけどそれはできない、だから最低限関わってはいけないと考えているからこその態度がすごい。育てられないことを何か言われた時、静かに受け応えている姿が印象的で、それによって、捨てることに理由があることが伝わりやすくなっていると思った。あと、子供の悪口を言われた時には声を荒げる姿も、子供を愛していることが伝わってくる。
 自分も、役が抱えている背景を汲み取った態度や声のボリュームで表現したい。役を自分に落とし込むことでそれが自然にできるようになりたい。

●脚本から伝えたいこと
 血の繋がりを超えた愛があるということ。
家族は血の繋がりだけで作られているわけじゃない。お互いを想い合う気持ちが家族を作っているということ。
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