ビートルズの映画に興味をもったため、鑑賞。
[概要]
ジョン・レノンさんによる伝説のアルバム『イマジン』。この作品の楽曲を基に、ジョンさん本人と妻・オノ・ヨーコさんが監督となり、制作したコラージュ的映像作品。
[感想]
冗談抜きで、去年観た映画の中でも一番ぶっとんだ映画でしたね……。笑
一部で、ジョン&ヨーコ夫妻のプライベート映画とも言われていたので、ある程度の覚悟はしていたのですが、蓋を開くと、予想以上。
『イマジン』のMV映像から始まるオープニングはまだしも、その次のジョン&ヨーコのチェスシーン以降は大暴走。
ヨーコさんがチェスそっちのけでジョンさんへの誘惑を始め、ルールを完全に無視した独自戦法で遊び始める(チェスを縦に並べる、食べるetc)という狂いっぷりが、一周回って、もはや、楽しかったです。笑
(しかも、このシーンで使われるヨーコさんの楽曲が、ほとんど奇声を発している前衛的な作品ゆえ、初めて聞いた自分は、より困惑することに……。笑)
その他にも、無駄に力の入ったレノン家の空撮や内覧会あり、MVの無限地獄ありと、もはや、初心者にとっては修行としか言えない内容で、劇場上映の特典映像「幻のスタジオパフォーマンス」が流れた時には、完全に放心状態に……。
ビートルズやジョン・レノンさんのファン向けに作られた作品のため、好みは真っ二つに分かれると思いますが、すさまじいトリップ映画であることには間違いない、まさかの問題作でした。