ヒトラーに盗られたうさぎのえりんこのレビュー・感想・評価

ユダヤ人家族の亡命日記。ベルリン→スイス→パリ→イギリスと。自分が子連れで今すぐ亡命せなってなったらどうしましょうね。亡命とは夜逃げの世界版みたいなもので、いずれにしても資本主義社会でサバイバルをする難しさを感じる。ゼニをどう稼ぐかやね。純粋な子どものアンナ目線の亡命の記憶。各文化にとっての「良い」とされていることを各学校で教えられる。教育とは明文化されている事柄ばかりではないのだ。このように多文化圏を渡り歩いた場合、メタ認知が養われるのではないか？それは良いことでは？と思うのだがどうか。