ぷっくせんちょー

ヒトラーに盗られたうさぎのぷっくせんちょーのレビュー・感想・評価

ヒトラーに盗られたうさぎ(2019年製作の映画)
3.0
実話ものだったことを見終わってから知る。
ピリピリ感の多い内容かと思ったけど、それもドイツから出国するまでだったかな。
出国後は意外とほのぼの感があって、それでも居場所を転々としていくにつれて仕事や人種などの点からもどんどんと生活に困窮していく様が描かれていく。
そんな苦しい中でも崩壊せず、なんとか家族笑顔は絶やさず、子供たちも適応しようと兄妹で支え合っていく。

以下印象的なシーン
・別の場所に住処を変える時、それまでの家具や壁などいろんなものに さよならと声を掛けていくアンナ
・スイスの学校で、男子は教室の真ん中を通ってもよいが女子は端っこを通る
・生活に困窮しながらも、子供に通わせる学校にはこだわっていた母親や、仕事は選んでいた父親
・高い鉛筆から安いものへと交換してもらっていた兄妹
・アンナが言った「我が家はいくつあってもいい、家族は一緒にいることが大事」

など