日本でお子様向けの反戦映画となるとアニメ作品が多いかと思いますが、流石ヨーロッパは違いますね。実写できちんとリアルに見せている点には共感できます。
子供の視点から時代の空気や生活の変化の実感を描き、しかしメインはあくまで大人の視点からという脚本が、子供だからと甘やかすことのない欧米の価値観を表現していると思います。
決してブレることのない父親の姿が印象的です。妻を愛し、子供達にも優しく振る舞う。理想的な父親像です。
しんどいシーンもないので、反戦映画として是非家族で観て、考え、語り合ってほしい作品です。
戦争と暴力は、絶対にあってはならない。