桃子

ペイン 魂の叫びの桃子のレビュー・感想・評価

ペイン 魂の叫び(2011年製作の映画)
4.0
「大当たり」

2020年の映画になっているけれど、違うじゃない!アメリカでの公開年は2011年である。9年もサバをよむっていったい…(笑)これは、サバをよんだのではなく、2011年に作られた映画を2020年に発売したということのようだ。
こういうストーリーの映画は、何を書いてもネタバレになってしまう。これがネタバレぎりぎりレビューを書く際に一番辛いところだ。ということで、素直に見た感想を書くことにする。
原題は「Leave」である。察しのいい人はこの英語のタイトルを見て内容を想像できてしまうのかもしれない。超絶察しが悪い私は、中盤を過ぎても、いよいよラストに近いというところまできても、さっぱりわからなかった。どんでん返し映画、意外な結末映画というのは悪くない。なるほどねえ、と感じ入ってしまった。
これもまたいつものもったいない系のB級ホラー映画なんだろうなあと全く期待しないで見てみたら、意外や意外ものすご~く面白かった、というパターンである。おそらく脚本がいいのだろう。
登場人物は少ない。主人公のヘンリーと、旅先で出会う謎の男がメインである。冒頭のヘンリーのコワイ夢から始まって、この男はいったい誰?という疑問をずっと引きずりながら映画を見ることになる。これはサスペンスの王道だ。ヘンリーの職業は成功した作家なので、それなりにお金持ちのようで、住んでいる家も別荘も豪華である。低予算映画だと思うけれど、こういう部分に手抜きをしていないのはとても好感が持てた。
ちなみに、アメリカのIMDbの評価を見ると、10点満点で10点をつけている人がけっこういた。その中のひとつを紹介する。
「I am 61 years old, rented this movie, hoping it wasn't a "yawner." Well, I was not disappointed. I loved every minute of it. But don't leave the room to get some popcorn or coke without putting it on "pause." You will miss something important. The acting was great and the plot kept me guessing throughout the entire movie. I went from happy to sad to happy to sad to scared for the main character to happy for the main character. I want my sister to watch this movie and my daughter and my sons and my grandchildren. So few movies have such substance. I loved some of the lines from the movie but won't do any spoilers here. Just watch it!」
「私は61歳です。『あくびの出る映画』ではないことを望みながらこの映画を借りました。 まあ、私は失望しませんでした。 私は映画の毎分ごとが大好きでした。 しかし、『停止』をせずにポップコーンやコーラを持ってくるために部屋を離れないでください。 あなたは重要な何かを見逃すでしょう。 演技は素晴らしく、そのプロットは映画全体を通して私に推測させ続けました。 幸せから悲しみへ、幸せから悲しみへ、そして主人公の恐怖から幸福へと。 私は姉にこの映画を見てもらい、娘と息子と孫たちに見てもらいたいです。 したがって、このような内容を含む映画はほとんどありません。 私は映画の一部の台詞が好きでしたが、ここではネタバレはしません。 見てください!」(自動翻訳にかけてから修正したので変な所があるかもしれないです。あしからず)
アマプラ見放題のホラー系映画を物色していると、こういう見たことも聞いたこともない、それこそ謎の映画を見つけることがある。大当たりなのか大外れなのか、ギャンブルに近い。意を決して見てみたらトンデモ駄作残念映画だった(T_T)という確率はとても高いのだが、こういう大当たり映画もたまにあるので嬉しくなる。この調子で面白いB級ホラーを見つけるセンサーの感度がアップしたらいいなあ…
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