白爪草のさたいんのネタバレレビュー・内容・結末

正直全く期待してなかった。邦画のしかもアイドル主演っていういつもの予算も脚本もケチって宣伝費だけかけて回収するダメ映画。だから邦画はダメなんだよって言いたくなる映画だと思って見に行きました。

関係者にはとにかく土下座したい。思ったより10倍、いや100倍は良かった。少なくともアベンジャーズとか好きで邦画はクソって言ってる人以外だったら十分進められるし、映画オタにだったら喜んで宣伝するレベルで面白かったです。

電脳少女シロちゃん扮する白椿紅ちゃんと白椿蒼ちゃんの二人が花屋で会話しているだけ。いわばそれだけなのに話に引き込まれるし、カメラアングルもとても工夫されていてメリハリが効いていて間延びしてるシーンがなかった。それでいてどうせ入れ替わるんだろって視聴者に思わせておいて更に入れ替わりそのものが仕組まれていたってラストの恐怖シーンはなかなか。

蒼ちゃんから感じる優しそうなサイコパス感と紅ちゃんから感じる養殖のサイコパス感の対比がとても良かったです。

2021/01/31　ネットで再鑑賞。二回目どころか三回目も見る事になったが、話を知っていても面白いというかなんなら話を知っている方がいろいろと見える場所がたくさんあって面白いんじゃないかという気すらします。でもシュタゲと一緒で話を知らなかった時の自分にはもう戻れないので、いつか記憶が消えるぐらい間が空いて初見時の気分を思い出したい。